ヴァージン社、宇宙旅行を成功、創業者が自ら自社船で、「正に魔法のようだった」【動画】

写真:AP通信

ヴァージン・ギャラクティック創業者のリチャード・ブランソン氏は2021年7月11日、宇宙船「ユニティ(VSS Unity)」で宇宙飛行に成功した。これで宇宙ツーリズムはまた一歩前進することになった。

ユニティには、ブランソン氏のほか、ヴァージン・ギャラクティック社の社員3人、同社のパイロット2人が搭乗。母船となる双胴機によって空中に運ばれ、高度13kmで切り離し後、マッハ3の速度で、ニューメキシコ州の上空約86kmまで上昇した。

ブランソン氏は地球帰還後、「全体として、それは正に魔法のようだった」と初の宇宙旅行を振り返った。

写真:AP通信宇宙滞在時間は約15分。無重力状態は3~4分間だった。これは、1961年に米国初の宇宙飛行に成功したアラン・シェパード宇宙飛行士が体験した15分28秒の弾丸飛行とほぼ同じ時間だったが、商業飛行を目指すヴァージン・ギャラクティックにとっては、十分な結果となった。

今回の宇宙飛行の成功によって、ブランソン氏は、同じく宇宙旅行を目指すアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏やスペースXのイーロン・マスク氏に先んじることにもなった。ヴァージン・ギャラクティックは、当初初飛行を今夏の終わり頃と想定していたが、ベゾス氏が、アポロ11号の月面着陸52周年にあたる7月20日に初飛行を実施すると発表したした直後に、その計画を前倒しすることを決めた。

ヴァージン・ギャラクティックはすでに、600人以上の予約を受けている。チケット価格は1人約25万ドル(約2750万円)。ブランソン氏は、地球に帰還後、宇宙旅行2席分が当たる懸賞を発表した。

ベゾス氏のブルーオリジンとマスク氏のスペースXはどちらも、空中発射の再利用可能なスペースプレーンの代わりに、ロケットの上にカプセルを搭載したアポロスタイルでの飛行を計画している。スペースXはすでにNASAの宇宙ステーションに宇宙飛行士を輸送。宇宙旅行では、単なる数分間の上下旅行ではなく、数日間の地球周回を計画している。価格は恐らく1座席あたり数億円になる見込み。 同社最初のプライベートフライトは今年9月に予定されているが、マスク氏自身は、最初の宇宙旅行に参加するとは表明していない。


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