旅行中に実践しているSDGs行動は「混雑を避ける」が最多、一方でレジ袋や食品ロスへの意識は低下、事業者への要望も —JTB総研

JTB総合研究所は、SDGsに対する生活者の意識と旅行について、旅行者の意識と旅行行動に関する調査を実施し、その結果を明らかにした。対象は、事前調査が全国の男女1万1人、本調査が過去3年間(2018年12月以降2021年11月まで)に1泊以上の国内旅行をした3000人。調査期間は2021年12月17日~21日。

調査結果によると、SDGsの17の目標のうち旅行・観光で最も重要だと感じる目標は、「気候変動に具体的な対策」で12.2%。次いで「安全な水とトイレを世界中に(9.6%)」 となり、日常生活での順位と同じになった。旅行・観光分野での気候変動については、男女29歳以下(男性3.0%、女性3.6%)および男女30代(同7.3%、同6.0%)では10%を切り、若い世代ほど低い結果となった。若い年代の支持が高かったのは「貧困をなくそう」「安全な水とトイレを世界中に」「住み続けられるまちづくりを」。

報道資料よりまた、日常生活に率先して実践できている行動が旅行中は大幅に減少していることも分かった。「レジ袋・包装紙等の辞退」は日常生活で71.3%だったが、旅行中では36.7%に低下。「食品ロス削減」も日常生活の70.5%から旅行中で40.5%に下がった。その理由としては、「旅行中くらいは考えたくない」や「あらかじめ用意されているので準備が不要だから」が多かった。

旅行中のSDGsの実践について最も多かったのは「混雑する場所・時間帯の訪問を避ける」で33.4%。「歯ブラシ・ブラシ・化粧品を持参」が32.5%で続いた。一方で、「特になし」も31.7%と多くの割合を占めた。今後実践したいことについては、「レンタカーはEVやハイブリッドで(16.3%)」「被災地など応援したい地域へ行く(16.1%)」など。

報道資料よりこのほか、旅行でのSDGsの意識向上に向けて、サービス提供側に求めることについては、「個人が意識しなくても、行動自体が自動的にSDGsを推進するしくみができている」が最も多く26.9%。「宿泊施設の予約サイトを通じて、施設のサスティナビリティの取り組みが分かる(26.5%)」「SDGsに関わる消費によりポイントがたまる(24.1%)」が続いた。ここでも「特になし」が34.9%と高い割合となり、男性40代、男性50代、女性29歳以下が高く4割近くとなった。

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