フランスへの旅行需要が急回復、今夏の観光収入は2019年越え、一方でオーバーツーリズムの懸念も再燃か

今夏、フランス旅行への需要は爆発的な勢いで回復しており、すでに観光産業の収益はパンデミック前の水準を上回っている。AP通信によると、ユーロ安によって米国からの観光客が急増、英国など欧州各地からの観光客も増加している。

フランスをはじめ欧州ではかつてない暑さに見舞われ、各地で大規模な干ばつや山火事も発生。加えて、主要空港では依然として人手不足による混乱が続いているにもかかわらず、旅行需要は好調だ。フランス政府の試算によると、銀行カードの使用、宿泊施設やレストランでの収入データから、フランス国内の観光支出は2019年比で10%増加しているという。

一方、フランス政府は今後、需要の急増によってオーバーツーリズムの懸念も高まっていることから、人気観光地での入場制限や他地域への誘客施策を進め、より持続可能な観光を可能にする方法を検討しているという。

2019年のフランスへの旅行者数は約9000万人。2023年にはラグビーワールドカップ、2024年にはパリ五輪が開催されることから、海外旅行者数は年間1億人に達すると見込まれている。そのなかで、フランスのオリビア・グレゴワール観光大臣は、「現在の気候変動によって起きている事象を考えると、今後も過去と同じようなことを続けて行くことはできない。より質の高い体験を提供し、気候と排出量を考慮しながら、あらゆる所得の人々が観光体験を楽しめるようにしていく」と話している。

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