ユナイテッド航空、「空飛ぶタクシー」を200機の購入契約、1500万ドルの投資も、2026年に納入開始か

ユナイテッド航空は、電動垂直離着陸機(eVTOL、いわゆる「空飛ぶクルマ」)を開発するイブ・エア・モビリティ社に1500万ドル(約21億円)を投資するとともに、条件付きで4人乗り機を200機購入する契約を結んだ。この契約には200機のオプション購入も含まれる。早ければ2026年から納入される予定。

ユナイテッド航空は8月にも、カリフォルニアに本拠を置くeVTOL 企業に100機購入のために1000万ドル(約14億円)の保証金を支払ったばかり。

eVTOLは、エアタクシー(空飛ぶタクシー)とも呼ばれ、都市で移動革命を起こすと言われている。両社は今後、航空機およびアーバン・エア・モビリティ (UAM)のエコシステムの開発や応用に関する研究などのプロジェクトに取り組む。イブ社は、機体だけでなく、新しい航空交通管理ソフトウェアの開発も進めているところ。

イブ社が開発しているeVTOLは、航続距離60マイル(約100キロ)。電気モーターを使用することで、二酸化炭素は排出されず、騒音レベルも既存の航空機と比較して約90%低減する可能性があることから、都市環境の改善に大きく貢献すると期待されている。

ユナイテッド航空は、United Airlines Ventures (UAV) の取り組みとして、従来のカーボンオフセットを活用せずに2050年までに二酸化炭素排出量ゼロを達成するという目標を掲げている。

※ドル円換算は1ドル142円でトラベルボイス編集部が算出

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