世界旅行大手Trip.com、アジア各国で旅行予約が急速回復、ベストパートナーに静岡県や横浜市など選出

トリップ・ドットコム・グループは、観光局、航空会社、ホテルグループなど旅行観光業界関係者の出席のもと、「2022 年グローバルパートナーサミット」をマカオで開催した。テーマは「Journey into the future together—(一緒に未来への旅)」。

サミットでは、同グループCEOのジェーン・スン氏が最新の財務状況を報告。2019年の同時期と比較して主要なAPAC市場では、ホテル予約が3桁の増加を遂げ、世界の航空券予約件数も前年比で3桁の成長を遂げていることを明らかにした。

今年11月11日には、トリップ・ドットコムがグローバルキャンペーンを実施。同日の予約件数は前年同期比84%増となり過去最高を記録。シンガポールでは24時間で同115%増、韓国でも同260%増と急増したという。

サミットの分科会では、東京都と静岡県が最新観光情報を共有したほか、マーケティングパートナーとの協力事例を紹介。同グループのデータベースとユーザーレビューをもとに選出される「ベストパートナーオブザイヤー2022」では、山梨県、静岡県、横浜市、東京観光財団、沖縄観光コンベンションビューローが受賞した。

また、同グループとマカオ政府観光局は、マカオを世界クラスの観光とレジャーの中心地に発展させるための戦略的提携を締結。さらに、サンズ・チャイナとも同様の提携を結び、製品マーケティング、コンテンツマーケティング、会員特典、オフラインショッピング、飲食活動などさまざまな分野で協力を深めいく。

同グループは「Local Focus, Global Vision」の戦略に則って、世界の旅行回復に向けた取り組みを継続していく。特にコンテンツ・マーケティング戦略を強化。旅行特化型のSNSサービス「Tripメモリー」 、旅行コミュニティ「Ctrip Community」、サプライヤー向けにマーケティング活動を強化するマーケティング・ツール「スターハブ(Star Hub)」 などを拡大している。

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