京都「旧宮川町歌舞練場」をメタバース空間で再現、アバターで交流も、NTTグループが一般公開

NTT都市開発とエヌ・ティ・ティ・スマートコネクトは、京都五花街の一つである宮川町で仮想空間プラットフォームを用いて2022年に解体した旧宮川町歌舞練場をメタバース空間に再現し、一般公開を開始した。

1916年に建てられ、伝統伎芸を披露してきた旧歌舞練町は、「元新道小学校跡地活用計画」の一部として2022年7月に建て替え新築工事に着手。新築建物には、100年を超えて宮川町の象徴となっていた大屋根のデザインを継承している。

同取り組みでは、さらにデジタルを活用することで宮川町の歴史・文化を保存するのが目的。3次元計測技術を使用して現存中に旧歌舞練場全館を計測・収集した3D点群データを利用することで、天井の高さや舞台の大きさも当時と変わらない高精細3Dデータとして再現した。

参加者は歌舞練場内のホールをアバターとなって自由に移動し、音声会話やテキストチャットなどで交流することができる。映像コンテンツとして、解体前の歌舞練場にて360度カメラで撮影した「第71回京おどり」のアーカイブや芸舞妓さんの稽古なども、VR技術を駆使しながら提供する。

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