三重県の真珠養殖場を再生した高級リゾートが開業、地元住民との交流など地域ならではの体験を提供

三重県の覚田真珠は2023年6月20日、伊勢志摩国立公園内にある真珠養殖場の跡地に、スモールラグジュアリーな体験型リゾートヴィラ「COVA KAKUDA」(コーバ・カクダ)を開業した。高級宿泊施設であるとともに、宿泊者に地域ならではの体験を提供することで、里山・里海の文化と環境の保全と再生を目指す。

「COVA KAKUDA」の客室は、真珠養殖加工場時代の天井の木製梁などを残した約70平米の4棟で構成。寝室、リビング、入り江とつながるデッキテラス、バスルーム、プライベートサウナ(2棟)を備える。施設には船着場、ダイニングレストラン、オリーブ畑、農園、体験施設、サウナ棟を備える。

提供する料理は名産の伊勢海老、ヒオウギ貝、アコヤ貝、松坂牛をはじめ地元食材を使用した和食ベースの「イノベーティブ・フュージョン料理」。「志摩の豊かな海と風景を連想させるもの」「程よい疲れの後、身体と心が心地良くなるような作品」をテーマとした。

真珠の核入れ体験、料理教室、サンセットクルーズ、シュノーケリング、農園体験、SUPなど多彩なアクティビティも用意する。客室では、英虞湾ならではの目の前に広がる入り江に浮かぶような浮遊感を堪能できるのも魅力だ。英虞湾の環境と調和した施設であるとともに、真珠養殖・浜揚げの観光施設を復活させるなどで宿泊者と地元住民が交流するワークショップ開催などを通じて地域活性化を図る。

覚田真珠代表取締役の覚田譲治氏は、「連綿と続いてきた里海の持続可能なサイクルを、大人のリゾートの場、新しい形のリトリートステイとして提案したい」とコメントしている。

報道資料より

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