マラソンなど走ることが目的の旅、目的地選びは「総費用」が重要な要素 ―スカイスキャナー調査

旅行比較のスカイスキャナー・ジャパン(Skyscanner Japan)は、このほど「旅ランに関する調査」を実施した。同社は2025年の旅行トレンドの1つに「スポーツを目的としたアクティブな旅」が人気になると予測。“旅ラン”はマラソンやランニングを目的とした旅行のことでメディアでも注目を集めている。

同社の調査によると、ランニングに興味があるアメリカ・中国・韓国に住む745名のうち、63.8%が2025年にランニング・マラソンを目的とした旅行を1回以上予定していると回答。国別では中国81.4%、アメリカ66.4%、韓国43.2%の順だった。日米の主要マラソンイベントへの参加意向について聞いたところ、東京マラソンが43.6%とトップの人気だった。

また、18歳以上の日本人1000名に、同じく「2025年に旅ランを行いたいと思いますか?」と聞いたところ、約4割が予定していると回答。そのうち15%は海外での旅ランを計画しており、日本でも人気が上昇していることがうかがえる。その理由は5割以上が「健康のため」(54.6%)で、「新しい景色を楽しめる」(34.9%)、「特別な思い出を作ったり、旅行仲間とランニングの楽しさを共有するため」(30.1%)が続いた。

目的地を選ぶ重要な要素について聞いたところ、外国人、日本人ともに「旅行先としての景観や魅力」「旅行の総費用」との回答が多かった。

こうした結果を受け、同社は「海外を中心に人気が高まっている“旅ラン”は、コロナ禍を経て健康に対する意識が高まったことに加えて、SNSなどを通じて世界各地の雰囲気が可視化できるようになったことも要因の1つ」などと分析している。

発表資料より

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