民泊エアビー、2025年第2四半期は増収増益、日本人利用者も前年比増、一方で10月以降は成長鈍化の見通し

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民泊エアビーアンドビー(Airbnb)は、2025年第2四半期(2025年4月~6月)の決算を取りまとめた。世界経済の不確実性が高まる中でも、旅行需要は好調で、予約数、売上高、利益率など主要指標で予想を上回った。

第2四半期の総予約数は前年同期比7%増の1億3440万泊、予約金額(GBV)は同11%増の235億ドル(約3.5兆円)。宿泊数が堅調に増加し、平均客室単価(ADR)も小幅ながら上昇し、さらにイースター休暇の需要が後押しとなって、収益は前年同期比13%の31億ドル(約4557億円)となった。純利益は同16%増の6億4200万ドル(約944億円)で、純利益率は21%。また、調整後EBITDAは同17%増の10億ドル(約1470億円)となった。

エアビーは、グローバル市場で成長が加速したとの認識を示したうえで、特に日本市場について言及。日本人旅行者における認知度向上を目指して、国内旅行を中心としたブランドキャンペーンを開始したことで、第2四半期には初回予約者数が前年比15%増となったと説明した。

今後については、第3四半期の収益を前年比8%~10%増の40億2000万ドル(約5910億円)から41億ドル(約6027億円)と予想するも、第4四半期は予約数の伸びが鈍化し、前年よりも厳しい状況になると予想している。

※ドル円換算は1ドル147円でトラベルボイス編集部が算出

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