ANA、航空機オペレーションで生成AIを本格導入、情報検索の時間を大幅短縮

ANAは、neoAI社が開発した生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」を、ANAグループの空港、整備、客室、運航など航空機オペレーションに関わる各社・各部門に本格導入した。

航空機オペレーションの現場では、膨大な規程の中から、迅速かつ正確に情報を引き出す必要があり、これまでこの情報検索は個人の経験値に依存し、時間を要することが課題となっていた。

ANAでは、この課題の解決に向けて、2024年8月から成田空港で「neoAI Chat」を試験導入。航空機オペレーション業務の省力化と的確な判断で有効性が認められたことから、本格導入を決めた。

「neoAI Chat」は、ANAが管理する安全な自社クラウド基盤上で運用され、機密情報を守りながら最先端の生成AIを活用できるプラットフォーム。社内に存在する膨大な文書をAIが横断的に解析することで、社員は対話形式で、必要な情報を、根拠となる文書と共に瞬時に引き出すことが可能となる。

「neoAI Chat」の運用を通じて、情報検索時間や文書作成時間の大幅な短縮、ナレッジの共有・継承などの効果が期待できるという。

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