日本の観光体験予約サービス「Otonami (おとなみ)/ Wabunka(わぶんか)」を運営するJ-CAT社は先ごろ、グローバル企業・国際団体向け事業「Wabunka Enterprise」を通じて日本文化を学びの核にすえた1日完結型の特別研修プログラムを実施した。
「Wabunka Enterprise」は、茶道、書、工芸、食といった日本文化の分野からグローバル企業・団体ごとに合わせて体験プランを提供するもの。これまでは研修の一部やエクスカーションとして文化体験を取り入れるケースが中心だったが、日本たばこ産業株式会社(JT)の経営企画チームが掲げるコンセプト「Flow -流-」をもとに特別プログラムを構成した。
多様な文化的背景を持つメンバーが「日本企業で働く面白さ」をどう感じられるかというJTの問いに対し、茶道・金継ぎ・食文化・禅といった各体験を一つの流れとしてつなぎ、1日をデザインした。
会場は、横浜・三渓園で、講師として臨済宗妙心寺退蔵院副住職の松山大耕氏、宗和流茶道十八代家元 宇田川宗光氏といった各分野における一流のプロフェッショナルを迎えて研修を構成した。今後も日本文化を学ぶだけでなく、活かすことを大切にグローバルに向けて展開していきたいなどとしている。
