世界の年末商戦のオンライン購買2025、消費者支出は前年比9%増、日本はブラックフライデー浸透で購入件数7%増

コマースメディアプラットフォームを展開するCriteo(クリテオ)は、同社が抽出した世界5877社の小売業者のオンライン販売データに基づいて、ブラックフライデーを含む感謝祭からサイバーマンデーまでの5日間(2025年11月27日から12月1日)の購買行動トレンドレポートを発表した。

それによると、5日間(サイバー5)の購入行動には地域差が見られたものの、世界の消費者支出は前年比9%増となった。

地域別に見ると、アジア太平洋では、トラフィック(サイト訪問数)と購入件数がそれぞれ同12%増。特に韓国では、トラフィックが同20%増、購入件数が同15%増と大きく伸びた。ブラックフライデーが定着しつつある日本でもトラフィックは同3%増と微増だったものの、購入件数は同7%増と堅調に増加した。

欧州はトラフィックが同25%増、購入件数が同18%増となり、世界の成長を牽引。米国では、トラフィックが同13%増となった一方、購入件数は同5%増と緩やかな伸びにとどまった。

購入カテゴリー別では、スポーツ&アウトドア商品がトラフィックで同34%増、購入件数で同15%増となり、世界の主要業種の中で最も力強い伸びを示した。このほか、トラフィックの伸びが大きかったカテゴリーは、フラワーギフト&グリーティング(同29%増)、ライフスタイル&健康グッズ(同26%増)、ホーム&ガーデン(同23%増)だった。

このほか、ブラックフライデー期間の新規購入者が初めて商品詳細ページを見てから 購入を完了するまでの平均期間についても調査している。それによると、日本が前年よりも1日長い25日と最も長くなり、米国は17日、フランスとドイツは19日となった。

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