HISグループ初の合同入社式、522名が入社、AI時代の挑戦と「心躍る」価値を共有

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2026年4月2日、エイチ・アイ・エス(HIS)の入社式が東京ビッグサイトで開催された。2026年度は、HIS431名、H.I.S.ホテルホールディングス43名、九州産業交通ホールディングス36名、クルーズプラネット4名などグループ全体で522名が入社。半世紀近い同社の歴史において初となる合同入社式。会場を埋めつくした新入社員は、一糸乱れず着席し、目の前を向いていた。

HISグループは1980年に創業し、格安航空券を通じて海外旅行を普及させた一方、現在は飲食、教育、公共事業の受注を通じた地方創生などさまざまな多角化を図っている。代表取締役会長の矢田素史氏は「HISグループはパーパスとして“『心躍る』を解き放つ”を制定している。みなさんも自分にとって『心躍る』とは何か、それを実現するために何ができるかを考え、会社や部署の枠を超えてつながり、私たちにしかできない価値をつくっていこう」と語りかけ、新しい地図を描き出そうとしている若者たちにエールを送った。

人生の新しい扉を開く旅をつくりたい

インドネシア・バリ島や中国・海南島といった当時の日本人にとって未知の土地を、アウトバウンドの主要な目的地へと成長させてきたとともに、ハウステンボスやラグーナテンボスの再建といった日本の地方再生の実績もあるHIS。新入社員の伊藤大翔(いとうひろと)さんは「私が旅の持つ力に魅せられた原点は中学生時代の修学旅行。長崎を訪れ、民泊でその土地の方々と交流し、当時HISが運営していたハウステンボスでは胸が高鳴るようなワクワク感を感じました。単に名所を訪れるだけでなく、お客さまの価値観を変え、人生の新しい扉を開くきっかけとなる旅をつくっていきたい」と力強く述べた。

また、現在のHISの増益を大きく支えているのが、「変なホテル」をはじめとしたホテル事業を展開するH.I.S.ホテルホールディングスだ。入社した水原蓮生(みずはられお)さんは、自身がカナダ、オーストラリア、韓国といった異文化の中で暮らしてきたことにふれ、「韓国ではジュニアサッカーチームのコーチとして、一切日本語なしで活動したこともあります。投げ出したい、逃げ出したいと考えたこともありましたが、人と向き合い、挑戦することの大切さを知りました。この場にいる同期はそれぞれが異なる価値観や経験を持ちながら、同じ志を持っている。支え、切磋琢磨しながら頑張っていきたい」と語った。

HIS新入社員の伊藤大翔さん。自身の修学旅行からの旅への思いを語る観光産業にとって夢いっぱいのテーマパークは不可欠であり、最近は映画のロケ地などとしても注目を集めている。愛知県蒲郡市にあるラグーナテンボスに入社した河合梨沙(かわいりさ)さんは、幼少期から通い詰めた地元の園でもあり、高校時代に清掃や駐車場対応といったアルバイトを経験している。「華やかなアトラクションの裏側で、多くの人がこの場を支えている。そんな努力を喜びに伝える存在になりたい」と話した。

AIと人との共存を、澤田社長がメッセージ

グループが一堂に会した入社式を締めくくったのは、代表取締役社長の澤田秀太氏だ。「2030年に向けて、AIテクノロジーと人との共存を推進し、コロナ前の最高業績を大きく超えていく」と宣言し、新入社員たちに「スピード、挑戦、変化、サプライズ、そしてイノベーション」という五つのキーワードとともに、まずは現場でビジネスの基礎を徹底して学び、失敗を恐れずに自らの殻を破り続けること、その執着心の先にある自己成長こそが、グループの未来を創る原動力になると語りかけた。「HISグループは世界平和の普及をポリシーとしてきた。ポジティブな言葉とマインドを持ち、ともに社会貢献ができる企業へと成長していこう」と語った。

新入社員にイノベーションを語り掛ける澤田社長

創業以来の精神である「世界平和への貢献」を根底に、個々の「心躍る」を社会のインパクトへと変えていく。522名の新しい仲間たちが描く未来が、日本の地域、世界へと広がろうとしている。

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