訪日外国人数、今年は過去最高1300万人程度見込みに、2014年10月までの累計1100万人突破 【比較グラフ】

日本政府観光局(JNTO)によると、2014年10月の訪日外国人の人数(訪日外客数:推計値)は過去最高となる127万2000人となった。これまでの過去最高は2014年7月の127万人だったが、それを2000人超えるものとなった。これによって、1月から10月の累計は、前年同期比26.0%増で1100万9000人となリ、2013年の年間の過去最高1034万4000人を10月段階で突破したことになる。

2014年1月からの推移は以下のとおり。 ※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

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市場別で首位となったのは台湾。10月は前年比21.9%増の26万300人、1~10月の累計では同26.4%増の238万1200人と単月・累計ともに首位となった。続いて2位となったのは韓国。57.7%増の24万9600人となり、4 カ月連続で前年同月を上回る回復基調が続いている。中国は84%増の22万3300人で1~10月の累計でも前年比80.3%の201万1800人と堅調さが続いている。

各市場の詳細は以下の通り。

JNTO資料より

10月も堅調だった理由について、JNTOは、例年訪日旅行者数の多い時期であるものの円安による割安感の浸透、消費税免税制度の拡充、大型クルーズ船の寄港、秋のチャーター便の就航、大型国際会議の開催があったことをあげた。また、中国の国慶節休暇中の集客を狙った訪日プロモーションや、各市場で紅葉の魅力を集中的に発信したことが奏功したものとみている。

(トラベルボイス編集部)

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