2015年の日本ではスマートウォッチが154万台に、ウェアラブル端末は全世界で1億台と予測 -矢野総研

矢野経済研究所は「ウェアラブルデバイス市場に関する調査結果2014」で、ウェアラブル端末の世界市場規模が2015年に、メーカー出荷台数ベースで1億台になるとの予測を発表した。2017年には2億2390万台になる見通し。 *右画像はGoogle glass

2014年の出荷台数見込みは2328万台で、内訳はセンサーで心拍数やライフログなどを収集する「スマートバンド」が1658万台と突出し、次いでスマートウォッチの512万台、スマートグラスの150万台、その他8万台と続く。

しかし、世界出荷台数が1億台を超えると予想する2015年には、スマートウォッチが6542万台となり、スマートバンドの3780万台を倍近い差を持って急拡大する見通し。スマートグラスは440万台で、その後もスマートウォッチが牽引する形で、2017年にはスマートウォッチ1億3690万台、スマートバンド7億万台、スマートグラス1億4000万台となる見通しだ。

日本では、2014年度の出荷台数は275万台で、スマートウォッチが154万台、スマートバンドが116万台、スマートグラスは5万台の予想。2015年度は695万5000台、2016年度に1000万台を超え、2017年度には1310万台となる見込みで、いずれもスマートウォッチが半数以上を占める見通しだ。

矢野経済研究所によると、スマートウォッチは「Apple Watch」の評価が高まることで急拡大すると見る。スマートバンドは健康志向の高まりで「ヘルスケア端末」としてのビジネス拡大が期待できるという。スマートグラスに関しては「Google Glass」の評価が市場を左右するが、現状では日常生活に応じたサービスが考えにくく、市場拡大には時間を要すると見る。いずれにしても2015年~2017年の3年間で様々な製品が登場し、市場形勢がされていくとしている。

(トラベルボイス編集部)

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…