メディアの接触時間、スマホは2割超に、用途で「動画を見る」は65% ―メディア定点調査2015

博報堂DYメディアパートナーズ・メディア環境研究所が実施した「メディア定点調査2015」で、1日あたりのメディア総接触時間は383.7分で、そのうち携帯電話・スマートフォン接触時間は80.3分、パソコン接触時間は68.1分だった。携帯・スマホの接触時間がパソコンを超えたのは2011年のこと。以来継続するモバイルシフトがさらに進行していることが分かった。

メディア別に接触時間の構成比をみると、引き続き「テレビ」(39.9%)が最多となっているものの、「ラジオ」(7.5%)、「新聞」(5.2%)、「雑誌」(3.4%)、「パソコン」(17.7%)とともに前年よりも低下。一方で、「タブレット端末」(5.4%)、「携帯電話・スマートフォン」(20.9%)は大幅に拡大しており、はじめて「携帯・スマホ・タブレット」が総時間のうち1/4を超える結果となっている。

メディア接触時間・構成比の推移(1日あたり・週平均、東京地区)は以下のとおり。

博報堂DYメディアパートナーズ:報道資料より

年代別では、総じて年齢が高いほうが「テレビ」「ラジオ」「新聞」への接触率が高く、逆に10代(15~19歳)と20代は「携帯・スマホ」接触率が高い。10代男性は135.7分、20代男性は128.8分、10代女性は161.9分いずれも2時間超え。さらに20代女性は187.5分で3時間超えとなっている。

なお、モバイルデバイスの用途をみると、「検索」(スマホ91.9%:タブレット87.6%)や「動画視聴」(スマホ64.5%:タブレット65.1%)はスマホとタブレットともに利用率が高い。特に、「動画視聴」ではタブレットが優勢となっている。

反面、「カメラ」(スマホ89.9%:タブレット33.5%)、「メール送受信」(スマホ92.6%:タブレット40.0%)、「SNS」(スマホ71.2%:タブレット32.8%)では、いずれもスマホがタブレットの利用率を大きく引き離している。

スマホ・タブレットの用途別利用率は以下のとおり。

博報堂DYメディアパートナーズ:報道資料より

この調査は、東京・大阪・愛知・告知を対象に、15歳から69歳までの男女2504サンプルについて実施。住民基調台帳に基づいたウェイトバックを実施した。調査期間は2015年1月30日から2月12日まで。

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