日本人はコミュニケーションで「Eメール」を重要視、主要8か国のモバイル利用比較で明らかに ―デロイト トーマツ

デロイト トーマツ コンサルティングはこのほど、世界31か国を対象にしたモバイル利用動向調査を実施し、日本を含む主要8か国の比較分析をおこなった。それによると、週に一回以上利用するコミュニケーションツールで、日本人は「Eメール」の利用率(65%)が最多。SNSや画像・ビデオメッセージの利用が最も少ない(SNS利用は27%、画像・ビデオメッセージ利用は5%)ことが分かった。

一方、韓国やフランスでは音声通話の利用率が約8割と多く、画像・ビデオメッセージ利用率も約5割を占める。ブラジルや韓国では全体の約75%がフェイスブックメッセンジャーのような「インスタントメッセージアプリ」を活用。それぞれのお国柄が表れる結果となった。

国別・コミュニケーションツールの利用率は以下のとおり。

デロイト トーマツ:発表資料より

日本人の1/4が「寝起き直後もEメール」

また、日本人に「Eメール」が浸透している様子は、寝起き直後の携帯利用状況からもうかがえる。

日本人は4割以上が起床後5分以内に携帯電話(フィーチャーフォンとスマートフォンを含む)を利用。この数字は、韓国の64%、ブラジルの54%よりも低く、フランスの20%、ドイツの23%よりは多いレベル。一方、寝起き後最初に「メール」にアクセスする割合は日本人が26%で8か国の中で最多だった。

他国の状況をみると、例えばブラジル人が起床後最初にアクセスするのはコミュニケーションツール(SNS、ショートメールなど)が66%で圧倒的に多く、メール利用は13%。韓国ではコミュニケーションツールが38%、「ニュース/情報」が30%、ネットサーフィンが11%、メール利用は6%。一方フランス(20%)では、コミュニケーションツールへのアクセスが51%と過半数を占めたほか、「留守番電話」(8%)にアクセスする割合が他国と比較して多い傾向が明らかになった。

なお、就寝5分以内まで携帯電話を使っているのは、ブラジルが47%と最多。次いで韓国(38%)、日本(29%)と続いた。

起床後のモバイル利用の各国比較結果は以下のとおり。

デロイト トーマツ:発表資料よりデロイト トーマツ:発表資料より

日本人の1/4が「モバイル決済のメリットがわからない」「安全だと思えない」

同調査ではモバイル決済アプリ利用に関する日本人の傾向もまとめている。

そこでは、店舗でモバイル決済を利用ない日本人の約1/4(26%)が「モバイル決済を使用するメリットがわからない」と回答。次いで「安全だと思えない」「代わりにクレジットカードを利用すればリワードがもらえる」(いずれも23%)との結果に。そのほか、「自分の携帯に必要な機能/アプリがない」「画面が小さすぎる」「設定が複雑すぎる」といった回答が続いた。

なお、モバイル決済経験者がよく利用するアプリはSuicaなどの「交通ICカードアプリ」(17%)が最多。次いでEdyなど「金融機関が提供するTap&Payソリューション」(13%)、Nanacoやおさいふpontaなど「小売店が提供するTap&Payソリューション」(9%)と続いたという。

この調査は、世界31か国5万3000人を対象に実施したモバイル利用動向調査をもとに、日本、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリア、韓国、ブラジルの比較分析をおこなったもの。調査期間は2016年5月から8月まで。

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