中国人旅行者が1年以内に行きたい国、「日本」は7位に下降、海外旅行の頻度・日数・都市数は増加傾向

ホテル予約サービス「ホテルズ・ドットコム(Hotels.com)」はこのほど、中国人旅行者の動向をとりまとめ、「Chinese International Travel Monitor」として発表した。それによると、中国人の年間海外旅行の頻度は、2016年の平均3回から4回に増加。一回の旅行日数も、平均5日から7日に増加した。さらに8割が「一回の旅行で複数都市を訪問する」と回答。これまでよりも活発に、長期の旅行に訪れる傾向が明らかになった。

また、中国人旅行者が今後1年間に訪れたい国の1位はフランスと米国。オーストラリアとカナダが続き、日本は昨年2位から7位にランクダウンとなった。ホテルズ・ドットコムではこの結果について、中国人旅行者が「もっと遠くに、もっと長く」訪問したいとする旅行動向の影響もあるものと分析している。

中国人旅行者が今後12ヶ月の間に訪れたいと回答した国ランキングは以下のとおり。

中国人旅行者が今後12ヶ月の間に訪れたい国 ランキング

Hotels.com:報道資料より

なお、中国人が最も歓迎されていると感じた国のトップは「タイ」。昨年1位だった日本は2位になったものの、引き続き中国人が日本に対して高い評価をしている様子が分かる。次いで、オーストラリア、香港と続いた。

Hotels.com:報道資料より

この調査は、世界中の中国人旅行者やホテル経営者から収集した調査結果やHotels.comの独自のデータから算出したもの。インタビュー調査は、過去1年間に海外旅行をした経験のある中国人旅行者3000名を対象に実施。

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