東京の自然で体験型エンターテイメント創出へ、モデル事業発表会ではプレミアム感がポイントに

東京都は、多摩・島しょエリアの自然を活用した体験型エンターテイメント創出事業「Nature Tokyo Experience」について、モデルプロジェクト報告会を開催した。

同事業は、山や渓流が広がる多摩地域や海に浮かぶ島しょ地域、湾岸都市の景観が楽しめる水辺など、日本の中心都市のイメージとは異なる東京の自然に注目し、新しい東京の楽しみ方を創出することを目的に行なうプロジェクト。

今回はプロジェクトを成功に導いたとする3社やプロジェクト関連の自治体が登壇し、各プロジェクトの振り返りや成果報告を発表。単なる自然アクティビティではなく、ワンランク上の特別感や付加価値のある企画が多く見られた。

例えば、奥多摩湖を望む絶景地でNOX Intervillage社が取り組むのは、常設型グランピングプロジェクト。全国各地でグランピングイベント「Circus Outdoor」を開催してきた実績をもとに、今回は初の常設型として価格帯の異なる計5帳を設置。シェフが調理する本格的な料理やキャンプファイヤーを提供する。3月のグランドオープンに向けて準備を進めており、メディア報道やSNS拡散等の予測では、計80万人以上にリーチしているという。

各モデル事業の概要は以下の通り。

「Nature Tokyo Experience」モデルプロジェクト

(1)「CIRCUS OUTDOOR」初の“常設型”グランピングプロジェクト/株式会社NOX Intervillage

  • 事業内容:「Circus Outdoor」ブランド初の常設のグランピング場をオープン
  • 事業名称:Circus Outdoor Tokyo
  • 取組主体:株式会社NOX Intervillage
  • 実施エリア:東京都西多摩郡奥多摩町
  • 事業開始:2018年3月(2018年1月にプレオープンイベントを実施)
  • ホームページ

(2)“伊豆諸島の玄関口”調布地域と島とをつなぐ「ガストロノミーツーリズム」/株式会社USPジャパン

  • 事業内容:欧米で人気の「ガストロノミーツーリズム」を多摩地域・島しょ地域で展開。旅行客と地元住民・生産者が繋がり、島へのリピーターが生まれる契機に
  • 事業名称:TOKYOガストロノミーツーリズム
  • 取組主体:株式会社USPジャパン
  • 実施エリア:多摩地域(調布市、府中市)、島しょ地域(神津島、新島)
  • 事業開始:2017年7月
  • ホームページ

(3)八丈島で“大人のアソビ”を新提案!「星降るプレミアムデッキ」&「島コンシェルジュ」/株式会社アカツキライブエンターテインメント

  • 事業内容:八丈島の満点の星空をひとりじめできるスポットと、友達感覚のコンシェルジュサービスで、八丈島滞在の新たな付加価値づくりに貢献
  • 事業名称:星降るプレミアムデッキ&島コンシェルジュ
  • 取組主体:株式会社アカツキライブエンターテインメント(※プロジェクト選定時は、株式会社ASOBIBA。2017年12月21日に社名変更)
  • 実施エリア:東京都八丈島
  • 事業開始:2018年2月
  • ホームページ

 


みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…