政府、新型ウイルス拡大の浙江省からも入国拒否を決定、在留邦人の帰国と渡航延期の注意喚起を発出

日本政府は、新型コロナウイルスの水際対策を強化する。今後、新型コロナウイルスが蔓延している中国の地域から来訪する外国人や、発生の恐れがある旅客船に乗船する外国人について、該当地域や旅客船を対策本部に報告のうえ公表することで、今後閣議了解を経ずに、入国拒否の措置を講じることを決定した。

そのうえで、中国における新型コロナウイルスに関する注意喚起に関するスポット情報として、湖北省に加えて、浙江省を対象地域に追加した。日本上陸の申請日前14日以内に浙江省に滞在歴がある外国人や同省の旅券を保持する外国人について、特段の事情がない限り、入国拒否の措置を講じる。

また、在中国在留邦人は日本への早期の一時帰国、海外渡航者には中国への渡航延期を至急検討することを求めた。

外務省によると、浙江省では,感染者数が1000人を超え,また1万人当たりの感染者数も0.2人に近くになり、湖北省に次ぐ水準になっている。また、浙江省政府は同省南東部を中心に感染のリスクが高くなっていることを発表。これらの地域においては、人の移動などに対して今後さらに厳しい規制措置が講じられる可能性があるほか、他の地域よりも感染拡大の封じ込めに時間を要することが懸念されるとしている。

浙江省政府による感染リスク評価では、リスクが高いエリアは温州市(楽清)、リスクが比較的高いエリアは、温州市(鹿城、瑞安、瓯海、永嘉、平陽、泰順)、寧波市(海曙、慈溪)、台州市(温岭)、杭州市(余杭、江干、桐盧)。

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