日本外航客船協会、新型コロナ対策ガイドライン発表、クルーズ乗船前の検温、レストランの集中回避など徹底

新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言の一部解除を受け、事業再開と感染予防を両立させるためのガイドラインを各業界団体が一斉に策定している。日本外航客船協会(JOPA)も世界的な流行が終息されるまで推奨するものとして、「外航旅客船事業者の新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を発表した。

基本的な対策について、船内施設では手洗いの徹底、消毒薬の使用に加え、レストランで必要に応じ座席数を減らす、対面を避ける、食事時間に幅を持たせて利用者の集中を避けるほか、乗客が使用可能な非接触体温計、サーモグラフィの設置などを挙げた。また、感染予防策では乗船前の検温、健康質問票の提出に加え、感染が疑われる場合、責任者の判断で乗船できない旨の通知、さらに他の乗客への周知なども盛り込んだ。

では、2月は毎日のように報道された「ダイヤモンド・プリンセス」のように、有症者が発生した場合の対応はどうすべきか。船内責任者が医師、本社と協議のうえで入港しようとしている港、もしくは接岸している港の最寄りの保健所、検疫所に連絡。指示に従い、船内イベントや施設利用の中止、客室内待機などを講じる。有症者の感染検査結果が得られるまでは出航せず待機する。感染が確定した場合は、濃厚接触者を隔離など他者との接触が極力ない環境で待機させたうえ、検査に協力する。濃厚接触者以外の乗客・乗組員は、保健所、検疫所の指示に従う。船は原則、待機状態にするとしている。

JOPAは各事業者が内外の好事例を取り入れ、現場で創意工夫するとともに、海運代理店や旅客ターミナルなどの事業を営む会員以外の対策の一助としても期待する。

外航旅客船事業者の新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン

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