トラベルポート、次世代プラットフォーム「Travelport+」を発表、旅行会社の販売機能を最適化

旅行販売プラットフォームを提供するトラベルポートは、次世代プラットフォーム「Travelport+(トラベルポートプラス)」を発表した。Travelport+はトラベルポートの新たなグローバル戦略の中核をなすもの。これにより、マルチソースからのコンテンツ流通、旅行販売、提供価値におけるイノベーションを加速させる。

Travelport+はシンプルで機能豊富な旅行販売マーケットプレイス。旅行流通が進化するなか、これまで以上に迅速かつスムーズに旅行会社およびエンドユーザーでうる旅行者に差別化されたコンテンツを提供していく。

発表にあたり、トラベルポートCEOのグレッグ・ウェブ氏は「トラベルポートは、ここ数年にわたり旅行販売の改革を推し進めるための投資を行ってきた。Travelport+によって、旅行販売にスピード感をもたらし、旅行テクノロジーを大幅にアップグレードしていく」と次世代プラットフォームの意義を強調した。

Travelport+は、マイクロサービス型API、NDCコンテンツへの対応、航空券の再発行に対応したツール、様々な旅程を管理するトリップコンテナという考え方、旅のプロである旅行会社のニーズをくみ取った最新のデスクトップ端末などの機能をまとめ、「コンテンツ+」「リテール+」「バリュー+」の3つの柱で提供する。

コンテンツ+では、航空(ATPCO、LCC、NDC)、レンタカー、ホテル、鉄道などのコンテンツをまとめて提供。販売元、販売者、販売方法などを問わず、各社との接続やその販売をシンプルにする。また収益を向上させるコンテンツ管理ツールや、旅行者の旅程要素すべてを、販売元に関係なく、あらゆる方法で検索、変更、統合することできる新しい顧客プロファイル管理機能なども提供する。

リテール+では、クロスセルやアップセルを含むより優れた旅行体験を提供するマーチャンダイジングの新たなツールを用意。旅行会社向けのストアフロント(販売画面)上で、パーソナライズされたダイナミックなオファーや旅行者に最適な選択肢を提供することで、旅行会社やサプライヤーの収益性と顧客ロイヤルティの向上を手助けする。また、エンベデッドインテリジェンス(組込み知能と言われ、特定機能に特化した動作を司るもの)が、旅行会社、サプライヤー両者において、そのオファー、値付けやマーチャンダイジング戦略を最適化できる機能も提供する。

バリュー+では、コスト管理を最適化。パフォーマンスレベル、効率性、自動化を通じて、提供する価値を最大化する。また、予約管理や航空券の交換や払い戻しなどでは、旅行者によるセルフサービス化を促進する。

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