四国へのインバウンド市場開拓のカギは「開放感」「森林感」「ハード感」「稀少感」

広域連携DMOの四国ツーリズム創造機構(四ツー創)は、このほどアフターコロナの観光対策の一環で、台湾、香港を対象とした四国の観光地の深層ニーズを調査した。それによると、台湾人、香港人の深層ニーズとして、「開放感」「森林感」「ハード感」「稀少感」の4要素が重要という結果となった。

調査はアジアのビッグデータを保有するVpon JAPANとともに2021年3月、台湾400人、香港400人を対象にオンラインで実施。四国4県の12観光地をピックアップして写真提示を行い、興味と旅行意欲を調べた。行ってみたい観光地として「仁淀川にこ淵(高知)」、「エンジェルロード(香川)」、「寒霞渓錦秋(香川)」、「金刀比羅宮(香川)」、「滑床渓谷の雪(愛媛)」が上位となった。

一方、特に台湾人の間で「興味」があるのに「行ってみたい」という回答が少なかったのは、「鳴門の渦潮(徳島)」、「かずら橋(徳島)」、「滑床渓谷キャニオニング(愛媛)」など。四ツー創は、「今後、アプローチする際のポテンシャルが高い観光地」と分析している。

また、得られた回答結果から、因子分析を行うことで深層ニーズを分析したところ、しまなみサイクリングやエンジェルロードなどの開放感を感じる観光コンテンツ、祖谷のかずら橋や寒霞渓錦秋などの森林感、滑床渓谷のキャニオニングのようなハードなアクティビティ、鳴門の渦潮や滑床渓谷の雪の稀少感の4要素を抽出した。さらに「ハード感」を求めるのは30~40代の会社役員など、要素別のセグメント分析も行っている。

四ツー創では、こうした結果をもとに、アフターコロナにおいて渡航制限の解除が早いと予測されている台湾・香港を重点市場に設定し、施策を検討したいとしている。

発表資料より

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