トリップアドバイザー、力強い回復で売上高113%増、純損失も大幅改善、7月にはCEO交代 ー2022年度第1四半期

トリップアドバイザーは、2022年度第1四半期(1月~3月)の営業実績を発表した。1月は前年暮れからのオミクロン株感染拡大の影響を受けたものの、2月と3月は力強い回復を見せた結果、売上高は前年同期比113%増の2億6200万ドル(約341億円)となり、純損失も前年同期の8000万ドル(約104億円)から3400万ドル(約44億円)に大幅に改善した。

部門別の売上高では、ホテル・メディア&プラットフォーム(HM&P)事業が同84%増の1億3600万ドル(約177億円)、エクスペリエンス&ダイニング(体験と飲食予約:E&D)事業が同229%増の9200万ドル(約120億円)。

同社のスティーブ・カウファーCEOは「第1四半期は当初の期待以上の結果となった。2022年の残りの期間も旅行需要は高まっていくだろう」との見方を示している。

なお、同社は、7月から新たにマット・ゴールドバーグ氏がスティーブ・カウファー氏に代わってCEOに就任すると発表した。ゴールドバーグ氏は、ロンリープラネット、ダウジョーンズ、リバティ・インターラクティブなどで要職を務め、最近まではデジタル広告会社のザ・トレード・デスクで北米およびグローバル・オペレーション担当の副社長に就いていた。

スティーブ・カウファー氏は、2000年にトリップアドバイザーを共同設立。昨年CEOを退くことを表明していた。

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