カナダ・ナイアガラ地域で緊急事態宣言、皆既日食で押し寄せる観光客の来訪前に、市長「住民生活とインフラを保護」

カナダ・オンタリオ州ナイアガラ地域は、皆既日食が観測できる2024年4月8日を前に、大量の観光客が押し寄せると予想されることから非常事態を宣言した。ナイアガラは、絶好の皆既日食観測ポイントで、月が数分間にわたって太陽光を遮る。

ナイアガラフォールズのジム・ディオダティ市長は3月初め、「これまでで最も多い観光客が訪れる」と予想。ナイアガラ地域を訪れる観光客は年間約1400万人。皆既日食の日には最大100万人が訪れると見込まれている。

当日は、大規模な交通渋滞、緊急対応の増加、携帯電話ネットワークの過負荷などが発生する可能性があると警告。当局は、非常事態宣言は「住民生活を守り、重要なインフラを保護するためのもの」と説明している。当日は数カ所の公共施設が閉鎖されるという。

日食は、午前中にメキシコの太平洋岸で表れ、テキサス州からメイン州にかけて米国を斜めに横断した後、午後遅くにカナダ東部で終了する。

※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて翻訳し、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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