ベルトラ、今夏の海外タビナカ予約動向、エコツアーやスポーツ観戦などニーズ多様化、平均単価は前年比43%増に

タビナカ体験予約ベルトラは、今年の夏季期間における海外現地体験アクティビティの予約動向に関する調査結果をまとめた。

それによると、アクティビティ予約は定番の体験が依然として高い人気がある一方、旅行先での移動や手配の効率性や利便性を重視する傾向が見られるという。移動を伴うツアーでは、トイレ付きバスや送迎など、旅程全体のストレスを軽減するサービスが求められ、空港送迎の予約割合も増加している。

また、歴史・文化に深く触れるツアー、自然の中でのアクティブ体験、エコツアーなど、旅行者が求める体験の幅が広がっているほか、スポーツ観戦など特定の体験、貸し切りツアーなどニーズが多様化しているという。

報道資料より1予約あたりの平均顧客単価は全体で前年比43%増。特にアジア(同34%増)と欧州(同29%増)で高い伸びが見られ、元々高かった北米(同27%増)でもさらに単価が上昇している。

一方でハワイの単価上昇は同4%増と比較的緩やか。ホテルや航空券を含めた全体の旅行費用が上昇するなか、現地体験やアクティビティへの出費を抑える傾向の可能性も指摘している。

なお、同社の渡航先ランキングのトップはハワイ・オアフ島。2位には昨年6位だったパリ、3位には昨年5位だったケアンズがランクインした。このほか、ロサンゼルスが22位から6位、ラスベガスが21位から10位に大きく順位を伸ばした。

一方でソウルやバンコクなどアジアの一部の都市はランクダウン。ベルトラでは、為替の影響で割安感が薄れた可能性もあると分析している。

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