
JALグループは2025年7月1日~10月31日までの4カ月間、北海道と各拠点(東京・大阪・名古屋)との間を対象に、二地域居住を包括的にサポートする「JAL 2地域居住クラブ」の実証実験を実施する。移動と住居をパッケージ化し、JALが提供するコンシェルジュサービスを付帯。本運用を目指す。
航空は、羽田、伊丹・関西、中部と新千歳空港間のJALグループ国内線直行便が月6回(片道)まで搭乗可能で、普通席のセイバー運賃のみを対象とする。住居は基本的な家具・家電付きの札幌市内中心部マンションを用意。また、北海道在住の専用コンシェルジュがアクテビティ、飲食、地域参加の手配などをサポートし、慣れない土地での豊かな過ごし方を提案する。
申し込みは抽選で、募集期間は第1次が6月2日まで、第2次が6月3~15日。計10組最大20名まで募集する。月会費の一例(羽田/新千歳)は、1DK35平米程度の基本プランが本会員25万円、同伴会員15万円、1DK50平米程度のプレミアムプランが本会員40万円、同伴会員20万円など。1か月から申し込むことができる。
JALグループは、これまでも気軽に参加できる地域居住生活の促進で、体験型のツアー商品、航空に加え、2024年からは九州を中心に地方自治体と協働し、住居の手配も含めた実証実験を実施してきた。