欧州での外国人旅行者による消費、2025年は11%増の予測、米国から行き先変更の可能性、スペインは1億人に達する見込み ー世界旅行ツーリズム協議会

写真:ロイター通信

世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、2025年の欧州への外国人旅行者による消費が前年比11%増加し、8380億ドル(約120.7兆円)に達すると予想している。フランスやスペインなどは記録的な観光客を受け入れる可能性があるとした。

この要因の一つには、一部の観光客が米国への旅行を控えることが影響していると見る向きもある。WTTCは、米国における外国人旅行者の消費が今年約7%減少すると予想している。

WTTCのジュリア・シンプソンCEOは記者会見で、「カナダ人やメキシコ人が米国への渡航を控え、代わりに欧州に行き先を変更してる可能性がある」と指摘している。

WTTCは、スペインでの外国人旅行者による消費は、前年比6%増の1132億ユーロ(約18.5兆円ドル)に上ると予測。観光客数は前年の9400万人を上回る9800万人から1億人に達すると見込んでいる。

※ドル円換算は1ドル144円でトラベルボイス編集部が算出

※ユーロ円換算は1ユーロ163円でトラベルボイス編集部が算出

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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