
JALグループは、2026年3月期第1四半期業績(2025年4月1日~6月30日)を取りまとめた。 売上収益は、航空事業、非航空事業ともに前年を上回り、前年同期比11.1%増の4710億円。物価高や人的資本投資の増加などで営業費用は増加したものの、EBITは同105.7%増の455億円で第一四半期として過去最高、純利益は同93.7%増の270億円と増益となった。
フルサービスキャリア事業の売上収益は同10.4%増の3693億円、EBITは同288.3%増の307億円。このうち、国際旅客は、好調なインバウンド需要、日本発のビジネス需要の回復などによって、旅客数が同11.7%増加。旅客収入は同11.4%増の1849億円となった。
国内旅客は、柔軟なレベニューマネジメントによって、旅客数は同13.3%増、旅客収入は同7.6%増の1342億円となった。
LCC事業の売上収益は同23.2%増の304億円、EBITは同91.9%増の42億円。このうち、ZIPAIRはインバウンド需要を確実に取り込み、旅客数は同4.9%増、旅客収入は同21.7%増の210億円となった。SPRING JAPANは、北京・上海(浦東)など中国大都市を中心とする旅客需要を取り込み、旅客数は同7.9%増、旅客収入は同42.4%増の52億円となった。
なお、2026年3月期連結業績予想については、売上収益1兆9770億円、EBIT2000億円、当期利益1150億円を据え置く。