
日本とサウジアラビアは、2025年8月27日、観光分野における連携を強化することで合意した。サウジアラビアのアーメド・アルカティーブ観光大臣と中野洋昌国土交通大臣の二国間閣僚会合を通じ、グローバル観光の未来に向けた共通ビジョンを再確認したもの。
2025年は外交関係樹立70周年を迎える節目の年であり、「日・サウジ・ビジョン2030」に基づく戦略的パートナーシップの進捗を確認し、観光分野におけるイノベーション、人材育成、持続可能性で今後戦略的パートナーシップを強化することで合意した。また、サウジアラビアは、日本をリヤドで開催される第26回国連観光総会および初のTOURISE(トライズ)サミットへ正式招待した。
大阪・関西万博のサウジアラビア王国館の来場者はすでに200万人を超えており、文化遺産や最先端のグリーン技術を用いた建設が注目されている。なお、サウジアラビアは2030年までに年間1億5000万人の観光客受け入れを目指している。