民泊エアビー、ホテル事業拡大へ体制強化、部門新設や幹部人材を続々獲得、一方で課題も山積【外電】

Mojahid Mottakin - stock.adobe.com

民泊仲介エアビーアンドビー(Airbnb)は、ホテル事業の強化に向けて、新たな人事を行った。近年、同社はプラットフォーム上での民泊の取り扱いに加えて、ホテルの掲載にも注力している。

まず、Airbnbのグローバル不動産部門責任者であるジェシー・スタイン氏が、現職に加えて、新設されたホテル部門責任者に就任した。スタイン氏は、優先事項として、ホテルとのパートナーシップの構築、ホテルチームの編成、サイト上でのホテルの表示方法の検討を挙げている。

また、ホテル事業およびコネクティビティ・パートナーシップ担当グローバル責任者として、元ブッキング・ドットコムのグローバルアカウント担当ディレクターだったルー・ザメリカ氏を採用した。ザメリカ氏は、Airbnbが新たなホテル流通チャネルとしての役割を担えるように、ホテル各社との調整を進める。

Airbnbは、2024年6月にラディソン・ホテル・グループ・アメリカの元CEOジム・アルダーマン氏を事業開発部門に迎え入れている。現在、彼はサプライヤーの採用、パートナー管理、長期的な成長戦略に注力している。

しかし、スタイン氏とザメリカ氏は、いくつかの問題を解決しなければならないだろう。そのひとつが表示方法だ。例えば、ホテルのリスティングはAirbnbの主力であるホームステイ型民泊とは別に表示されるのか?それとも、バケーションレンタル(1棟貸し民泊)と混在させるのか?ブッキング・ドットコムは、後者のアプローチを採用している。それが戦略的優位性と考えているからだ。

もう一つの戦略的な問題は、ブティックホテルや独立系ホテルを、規制によって締め出されつつある民泊を含む短期宿泊レンタル(STR:Short Term Rental)の隙間を埋める事業と位置付けるかどうかだ。また、大手ホテルチェーンとの提携を拡大し、ブッキング・ドットコムやエクスペディアに真っ向から挑む可能性もある。

※編集部注:この記事は、米・観光専門ニュースメディア「スキフト(Skift)」 から届いた英文記事を、同社との正式提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事: Airbnb Builds Hotel Team to Take On the OTAs

著者:Dennis Schaal氏


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