都道府県の”属”ブランド力、31県で「県外評価」が上回る結果に ― 博報堂調査

博報堂ブランドデザインとテーマビジネス開発局は、このほど「”属”ブランド力調査」を実施し、その分析結果を発表した。属ブランド力とは、魅力的なブランドづくりに必要な「志」「形」「属」の三要素(「LoCoBra」)のうち、ブランディングに最も重要な”属”に注目して分析した指標のこと(右図は「LoCoBra」説明図、博報堂)。

この調査では、「自分の都道府県には、自分の都道府県を愛している人が多いと思うか」など5つの視点からの質問に対し、それぞれ「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方の割合の平均値によって、各都道府県における"属"のポテンシャルを明らかにしている。それによると、内部評価と外部評価の差では、47都道府県中31県で内部評価よりも外部評価が上回り、内部である県内の住民を中心とした属を高めることで、ブランド強化の可能性があることが分かった。

博報堂:プレスリリースより

また、今回の発表では、内部評価と外部評価の差がある中でも、都道府県ごとの特徴がうかがえる沖縄県、福岡県、奈良県の結果を紹介。それによると、沖縄県は外部から観光地として高い評価を受けていることに加え、内部・外部のどちらからも住民の郷土愛・独自の文化を評価され、属のブランド力が理想的と評価。福岡県は住環境の絶妙なバランスからなる日本屈指の住みやすさが自県を愛する住民を創出しているという理由から、外部よりも内部評価が高い結果になった。また、奈良県は内部・外部のどちらからも観光地として県外のファンが多いとされていたものの、内部・外部評価ともに住民の郷土愛が強いという声は少なく、内部よりも外部評価が高い結果になった。

なお、今回の指標となった「LoCoBra」とは、魅力的なブランドづくりに必要な以下の3つの要素の観点から地域社会のブランディングを支援するもの。博報堂が2014年1月に各47都道府県毎100名づつ20歳~69歳の男女4700名にインターネットで調査した。

  • 志:ブランドを通じて実現したいこと、社会的意義、目指すべき将来像やビジョン
  • 形:ブランドの個性、スタイル、独自性を象徴するもの
  • 属:ブランドのもとに集まる仲間、ブランドを応援するサポーターやコミュニティ

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