LCC4社の年末年始・航空予約2015、国際線の予約率ではピーチとバニラが80%超、ジェットスターが苦戦

LCC4社の2015年度年末年始期間(2015年12月25日~2016年1月3日)の予約状況がまとまった。それによると、国内線ではピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、バニラ・エアの予約数が前年比増、春秋航空日本(Spring Japan)は提供座席数が減少したことで予約数も前年を下回った。国際線では、運航している3社のうち、ピーチ・アビエーションとバニラ・エアが予約率80%を超えている一方、ジェットスター・ジャパンは60%台後半にとどまっている。

まずピーチ・アビエーションは、国内線で前年比13%増の11万5920席を提供。予約数は同14%増の8万7420人で、予約率は前年とほぼ同じ75.4%となった。ピーク日は下りが12月26日で予約率79.8%、上りが1月3日で予約率81.8%。

国際線では同36%増の4万8960席を提供。予約数は提供座席数の増加率とほぼ同じ同34%増の4万2577人を確保している。予約率は前年を若干回るものの87.0%と好調。ピーク日は日本発が12月27日で予約率94.2%、日本着が12月30日で予約率91.1%。

ジェットスター・ジャパンの国内線は、提供座席数が同12.6%減の16万9920席となったものの、予約数は同16.7%増の11万2024人と好調。予約率も前年の49.4%を大きく上回る65.9%となっている。ピーク日は下りが12月29日で予約率74.4%、上りが1月3日で予約率76.8%。

今年から開始した国際線では、5路線で1万8000席を提供、予約数は1万2271人、予約率は68.2%となっている。ピーク日は日本発が12月25日で89.1%、日本着が1月2日で78.4%。

バニラ・エアは、国内線で同42.9%増の3万6000席を提供し、予約数は同38.5%増の2万9342人。予約率は前年を2.6ポイント下回る81.5%となっている。ピーク日は、成田発が12月25日で84.3%。1月3日で96.4%。国際線では、同59.3%増の2万5200席を提供し、予約数は同46.1%増の2万790人。予約率は前年を7.4ポイント下回る82.5%となっている。ピーク日は、成田発が12月26日で96.2%。1月2日で86.4%。

Spring Japanは国内線2路線で同23.9%減の1万3230席を提供、予約数は同6.4%減の1万1137人。予約率は84.18%となっている。ピーク日は下りが12月29日で95.9%、上りが1月3日で98.1%。

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