外務省が安全対策強化状況を点検へ、今後は短期旅行者などにもフォーカス

外務省は2016年7月15日、「在外邦人の安全対策強化に係る検討チーム」の提言を点検するチームを発足し、第一回会合を実施した。

今回点検の対象となった提言は、検討チームが2016年5月26日に提出した「『在外邦人の安全対策強化にかかる検討チーム』の提言~シリアにおける邦人殺害テロ事件を踏まえて」。提言内容には「危険情報」の表現変更のほか、「感染症危険情報」の反映、旅行会社の海外旅行申込みサイトとの連携、海外安全コールセンター設置などが盛り込まれていた。

今後は直近のテロ発生事案の状況分析などを進めると同時に、(1)わかりやすく適時適切な情報発信、(2)中小企業も含めた官民連携の強化、(3)本省及び在外公館の体制の整備、などに着目して必要な施策を検討。特に、中小企業関係者や短期旅行者といった相対的に自衛能力が低い人々にもフォーカスを当てた安全対策強化を進める方針だ。

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