外務省、中国・湖北省全域に渡航中止勧告、感染症危険情報「レベル3(渡航は止めてください)」に引き上げ

写真:AP通信

外務省は2020年1月24日、中国湖北省全域への渡航中止勧告を発出した。感染症危険情報を「レベル3(渡航は止めてください)」に引き上げたもの。外務省は、22日に同情報を「レベル2(不要不急の渡航は止めてください)」に引き上げたところ。湖北省以外の地域については、「レベル1(十分注意してください)」で継続しているが、感染がさらに拡大する可能性があるとして、最新情報を入手し,感染予防に努めるよう呼びかけている。

同日、武漢市近隣6市(鄂州市、仙桃市、枝江市、潜江市、黄岡市、赤壁市)では、各市当局が公共交通機関を停止し、鉄道の駅や市を離れる道の封鎖を発表している。またWHO(世界保健機関)が23日に開催した緊急委員会の結果、「中国でのリスクが非常に高い」「地域的及び世界的なリスクも高い」と評価された。現状は限定的ながら、人から人への感染がある点にも言及している。

なお、外務省では、海外渡航前には在留届及び「たびレジ」への登録をしてほしい旨を通達。厚生労働省でも、武漢市からの帰国者・入国者を対象に、や発熱等の症状がある場合は、検疫官に自己申告するよう呼びかけている。

※この記事は、2020年1月24日19時現在の情報を掲載しています。

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