観光系サイトの年間閲覧数2020、旅行・交通予約で2割減、都道府県の公式情報サイトは増加、1位は大阪府

日本観光振興協会(日観振)とネット行動分析サービスのヴァリューズ社は共同で、2020年の観光関連ウェブサイトの年間閲覧数を調査し、その結果を発表した。

これによると、「旅行・交通」カテゴリでは、1位が「じゃらんnet」、2位が「楽天トラベル」で、トップ2に変動はなかった。以下、「トリップアドバイザー」「JR東日本」「Yahoo!トラベル」などが続くが、いずれも閲覧数は前年比で2割前後減少。新型コロナによる不要不急の外出や都道府県をまたぐ移動の自粛要請などが影響したとみている。

一方で、高級宿予約の「一休.com」はPCが前年比8.2%増、スマホが2.0%増と増加。お出かけ情報メディア「aumo」はPCが41.5%増、スマホが16.1%増と大きく伸長した。

発表資料より

発表資料より

都道府県別の公式観光情報サイトでは、1位が大阪府、2位が三重県、3位が沖縄県の結果となった。都道府県の観光情報は前年並み、もしくは前年を上回る結果が多く、特に上位は1位の大阪府(PCが32.0%増、スマホが34.7%増)をはじめ、閲覧者数が伸びた府県が多かった。

ログデータ解析によると、大阪府は「GoTo Eat大阪キャンペーン・プレミアム食事券事業」が開始された2020年10月に急増したという。

発表資料より

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