国内大手旅行43社の総取扱額、GW含む5月は昨年比4倍、一方でコロナ前の2019年比では6割減 ―2022年5月(速報)

観光庁が発表した主要旅行業者43社・グループの2022年5月旅行取扱状況(速報)によると、総取扱額は前年同月比278%増の1582億6020万円だった。コロナ禍の影響がない2019年同月比では62.4%減だった。3月の71.1%減からは8.7ポイント改善した。

取扱額の大半を占める国内旅行は、前年同月比266%増、2019年同月比44%減の1373億3289万円。海外旅行は2019年同月比87.2%減の197億1529万円、日本の旅行会社によるインバウンドは同94.4%減の12億1203万円だった。

国内旅行の旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱額も、前年同月比では約4倍と大きく伸びたが、コロナ前との比較では半減レベル。取扱額は前年同月比293.8%増、2019年同月比53.8%減の379億5660万円、取扱人数は前年同月比292.6%増、2019年同月比58.1%減の108万8561人だった。海外は一部募集型企画旅行が再開されたものの、2438万円、76人の取り扱いにとどまった。

観光庁:発表資料より

主要各社・グループの4月の総取扱額を新2019年同月比でみると、JTB7社が59%減の577億9610万円、日本旅行が59.7%減の181億1238万円、KNT-CTホールディングス4社が64.1%減の181億795万円。海外旅行の比率がもともと高いエイチ・アイ・エス(HIS)は86.1%減の47億4048万円に落ち込んでいる。

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