ANA、2024年度通期予想を上方修正、国際線で高単価の需要獲得、国内線ではレジャー需要が好調

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ANAは、2024年3月期の通期業績予想を上方修正した。第3四半期までの実績は、旅客事業の売上が当初計画と比べて大幅な増収となり、国際線で回復する需要を高単価で獲得したことに加えて、国内線ではレジャー需要が好調に推移していることから実施するもの。

売上高は当初計画の1.97兆円から2.03兆円に、営業利益は1400億円から1900億円に、経常利益は1150億円から1900億円、当期純利益は800億円から1300億円に、それぞれ修正した。

第3四半期の連結売上高は前年同期比2849億円増の1兆5435億円。営業費用は同1737億円増の1兆3334億円に抑えたことから、営業利益は同1111億円増の2101億円となり、第3四半期として過去最高となった。経常利益は同1147億円増の2071億円、当期純利益は同863億円増の1489億円。

国際線旅客では、日本発のビジネス需要が堅調に推移したことに加え、訪日需要と日本発のレジャー需要を積極的に取り込んだ結果、旅客数は前年同期比88.5%増の531万人となり、旅客収入は同89.9%増の5515億円となった。

国内線旅客は、レジャー需要の喚起に努めた結果、旅客数は同25%増の3109万人、旅客収入は同26.6%増の4965億円となった。

グループLCCのピーチ(Peach Aviation)は、国際線で訪日需要を積極的に取り込んだ結果、旅客数は同25.5%増の704万人、旅客収入は同62.9%増の1010億円となった。

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