民泊エアビー、日本で災害対策プログラム創設、災害から24時間以内に緊急避難先の宿泊施設を提供

民泊エアビーアンドビー(Airbnb)は2025年6月2日、日本で全国的な災害対策プログラムを立ち上げ、緊急避難先となる宿泊施設を47都道府県で提供すると発表した。同社にとって世界で初めて防災対策プログラムとなり、地震や津波など深刻な自然災害などが発生した場合の迅速な支援を目指す。

Airbnbは2020年に災害時に緊急避難先を提供する非営利団体Airbnb.org(エアビー アンド ビー ドット オルグ)を設立。Airbnbプラットフォームを活用し、自然災害など困難な状況に陥った人の一時的な緊急避難先としてホストをつなぎ、これまで全世界で25万人以上に対し160万泊分を寄附金により無償で提供してきた。

今回、能登半島地震での支援を含むこうしたAirbnb.orgの経験を活かしながら日本の主要なNGOと綿密に連携し、日本で大規模な自然災害が発生した場合、全国47都道府県の選定地域で24時間以内に緊急避難先となる宿泊施設を提供する災害対策の仕組みを構築した。各地方自治体の避難体制が整うまでの期間を支援する取り組みとして活動する。一時的に避難が必要な人だけでなく、医療や緊急対応をおこなう人への宿泊施設としても展開する。

全体の枠組みはピースボート災害支援センター、国際協力NGOのジャパン・プラットフォーム、ピースウィンズ・ジャパンなどとともに創設し、連携体制をとる。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…