ハイアットらが開発進める温泉旅館「吾汝 Atona」、三菱UFJ銀行やクールジャパン機構が出資、220億円で出資募集を完了

不動産・ホスピタリティ分野の投資・事業開発をおこなうKiraku社とハイアットの関連会社による合弁事業の温泉旅館ブランド「吾汝 Atona」に特化した不動産ファンド「Atona Impact Fund(アトナ・インパクト・ファンド)」は、220億円で最終出資者を確定し、出資募集を完了した。

第一次募集で参画した竹中工務店に加えて、今回はアラタマコーポレーション、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)、Humble House Hotel Co., Ltd.、三菱UFJ銀行などが出資した。

Kirakuとハイアットの関連会社は2022年、国内外の旅慣れたグローバルトラベラーをターゲットとする新しいタイプの温泉旅館事業に参入するため合弁事業契約を締結し、Atona社を設立した。

今後「吾汝 Atona」は、2024年5月に発表された由布・屋久島・箱根の3地域に加えて、全国規模での展開を計画する。それぞれの旅館施設は、温泉、地産地消の旬な食材などを使った季節の料理を提供するオープンキッチンやバーなどを備え、客室数は30~50室程度とする予定。さらに温泉を利用したウエルネス体験や地元の魅力を伝えるアクティビティも提供する。

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