2026年注目の旅行先の世界2位に「沖縄」、エクスペディアの検索が71%増、宿泊予約数ランキングでは東京が初めて1位に

エクスペディア・グループは、2026年の旅行トレンド「Unpack ’26」を発表した。エクスペディアとホテルズドットコムを含むエクスペディア・グループ内の利用データに加えて、日本を含む世界18地域、2万4000人の旅行者を対象とした調査結果に基づくもの。

2024年と2025年の検索動向を比較した2026年の注目旅行先としては、検索増加率が前年比71%となった「沖縄」が第2位に入った。第1位は米国モンタナ州のリゾート地「ビッグスカイ」(92%増)となった。

以下、3位イタリア「サルデーニャ島」、4位ベトナム「フーコック島」、5位フランス「サヴォワ」、6位米国フロリダ州「フォート・ウォルトン・ビーチ」、7位カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州「ユークルエレット」、8位英国「コッツウォルズ」、9位メキシコ「サン ミゲル・デ・アジェンデ」、10位オーストラリア・タスマニア州「ホバート」。

このうち、「ビッグ スカイ」「沖縄」「サヴォワ」「ユークルエレット」「コッツウォルズ」「ホバート」は、エクスペディアが観光が地域に過度な負担をかけないよう配慮している旅行先を評価する「スマート・トラベル・ヘルスチェック」に認定されている。この評価は、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)が定めた「持続可能な観光管理の6原則」に基づいている。

宿泊予約数ランキングで東京が1位に

同時に、2025年4~6月の宿泊予約数ランキングも発表した。それによると、今回初めて東京が世界1位に。続いてラスベガス、ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルス、オーランド、シカゴ、パリ、マイアミ、大阪の順となった。大阪は初めてトップ10入り。

訪日インバウンドにおける同社のユーザー国籍は、市場全体と比べて欧米豪の割合が多いのが特徴。特に米国が多く、そのほかカナダ、豪州、欧州、韓国、中国で70%を占める。

2025年6~8月の検索に基づく訪日インバウンドの人気都市のランキングでは、トップに東京、2位に大阪、3位に千葉が続いた。昨年比で検索数による人気が上昇したランキングでは上昇率55%となった広島が1位に。2位に栃木(50%増)、3位に新潟(40%増)が続いた。

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