オーストラリア政府は、米国とイランが戦争終結に向けた暫定合意に達したことを受け、これまで「渡航しないように(Do Not Travel)」とされていたアラブ首長国連邦(UAE)、カタール、バーレーン、イスラエル、クウェートへの渡航勧告を緩和した。
これにより、オーストラリア人旅行者は、旅行保険の補償対象を確認したうえで、対象国あるいは対象国経由での旅行をしやすくなる。
しかし、これらの国々の治安情勢は依然として急速に悪化する可能性もあるため、「渡航の必要性を再検討するように(Reconsider your need to travel)」とする勧告は維持した。
航空データ会社Ciriumによると、中東での戦争が始まる前は、欧州からオーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島への全旅客の半数以上を湾岸諸国の航空会社が輸送していた。
この間、オーストラリア人旅行者は、カンタス航空のほか、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空など、アジアを経由する航空会社の便を好んで利用していたことから、この区間の航空運賃は高騰していた。
和平合意への期待が高まるにつれて、ジェット燃料価格の上昇幅は縮小している。シンガポールのジェット燃料価格は6月16日に1バレルあたり約116ドル(約1万8560円)で取引され、紛争前の約80ドル(約1万2800円)を引き続き上回ったものの、3月30日の最高値242ドル(約3万8720円)の半分以下となった。
※ドル円換算は1ドル160円でトラベルボイス編集部が算出
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