タイ国政府観光庁、ホテルの脱炭素化で表彰、低炭素観光モデルを全国展開へ

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タイ国政府観光庁(TAT)は、エンタープライズ・アジア(Enterprise Asia)が主催する「アジア・レスポンシブル・エンタープライズ・アワード(AREA)2026」で、「グリーン・リーダーシップ」部門賞を受賞した。同庁が取り組む「CF-Hotels:タイの観光産業におけるネットゼロに向けた構造的変革の推進」で成果を上げたことが評価された。

CF-Hotelsは、実用的かつ拡張性のあるデジタルプラットフォームとして設計。カーボンフットプリントの評価、排出量のモニタリング、持続可能性計画の策定などで、ホテル業界全体におけるデータに基づいた意思決定を支援している。

このイニシアチブでは、政府機関、観光事業者、環境専門家、技術パートナー間の連携を促進し、継続的な環境改善を推進する組織的な仕組みを構築している。

TATは、導入を加速させるため、クラビ県とパンガー県に「低炭素観光サンドボックス」のパイロット地域を設置。ホテルが持続可能な観光の実践を試行・導入できる実証の場となっている。このモデルは、タイ国内の他の観光地にも展開することが可能な設計になっている。

2025年には216軒のホテルが「CF-Hotels」プログラムを修了し、参加認定を受けた。これらのホテルが実施した炭素削減策によって、合計で1万6838.79tCO₂e(二酸化炭素換算トン)以上の排出回避が実現したという。

TATは今後、排出量データを活用して政策立案を支援し、国家的な観光の持続可能性戦略を強化することで、「CF-Hotels」をさらに拡大していく計画。また、「低炭素観光サンドボックス」地域の拡大を図るとともに、GSTC基準を含む国際的な持続可能性基準との整合性をさらに高めていくことを目指す。

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