国際会議の誘致・開催に貢献賞、2017年開催「世界盆栽大会」などが受賞 ―日本政府観光局

日本政府観光局(JNTO)は、2014年の「国際会議誘致・開催貢献賞」を決定した(受賞会議は下記に掲載)。このアワードは国内への国際会議誘致やその開催意義を一般に浸透させるための取り組みで、毎年優れた国際会議の主催者、都市や推進機関の功績を認め、新たな同事業の推進につなげることが目的だ。

今回は2013年に誘致・開催された国際会議から過去最多となる35会議がエントリーし、最終的に国際会議誘致の部4件、国際会議開催の部8件を選出した。受賞式は2014年12月9日に東京国際フォーラムにて開催予定となっている。

国際会議誘致の部では、効果的なプロモーションや開催立候補活動による諸外国との誘致競争結果として、日本への誘致に成功した4件を選出。受賞した会議のうち2017年4月開催予定の「世界盆栽大会」では、誘致にあたって経済産業省・JNTO・県・市・商工会議所などが委員会を結成、国と自治体・主催者が結束して戦略的な誘致活動を行い、さらに日本盆栽協会や大宮盆栽協同組合も積極的に協力を行うことで効果的なPRに至った点が認められた。

国際会議開催の部では、会議運営・地域貢献などにおいて優れた実績を残し、今後の模範事例ともなる8件を選出。2013年8月に千葉・船橋にて開催された「第12回 アジア太平洋薬学生シンポジウム」では、開催準備から運営まで「日本薬学性連盟(APS-JAPAN)」に属する学生がメインとなり担当、ちば国際コンベンションビューローが各種交渉や会場設定面などで学生を支援したことなど、開催時の協力体制が成功に大きく寄与したと認められた。

受賞内容は以下のとおり。(順不同)

【国際会議誘致の部】

  • 第8回 世界盆栽大会(2017年、さいたま)
  • 第23回 世界神経学会議(2017年、京都)
  • 2018年 IWA 世界会議(2018年、東京)
  • 第22回 国際栄養学会議(2021年、東京)

【国際会議開催の部】

  • 第12回 アジア太平洋薬学生シンポジウム(千葉・船橋)
  • 第20回 ITS 世界会議東京 2013(東京)
  • 国際酪農連盟ワールド デイリーサミット2013(横浜)
  • 第2回 国際技学カンファレンス in 長岡(新潟・長岡)
  • 国際コモンズ学会第 14回世界大会(北富士大会)(山梨・富士吉田)
  • 第16回 コンピュータ医用画像処理ならびにコンピュータ支援治療に関する国際会議(名古屋)
  • 2013年 京都国際地理学会議(京都)
  • 第11回 世界生物学的精神医学会国際会議(京都)

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