
航空の格付けをおこなうSKYTRAX(スカイトラックス)社は、「2025ワールド・エアライン・アワード」を発表した。総合ランキングのトップは、昨年と同じくカタール航空が選ばれた。2位はシンガポール航空。3位は前年5位のキャセイパシフィック航空がランクイン。日本からは、ANAが5位(前年4位)、JALが9位(前年6位)と、いずれも順位を下げた。
カタール航空は、総合トップのほか、「ベストビジネスクラス」「ベストビジネスクラス・ラウンジ」でも1位に。また、ANAは「ベストエアポートサービス」を受賞。アジアで最も優れた航空会社スタッフサービス賞も受賞した。JALは、「ベストプレミアムエコノミークラス」と「ベストエアポートサービス」で2位だった。
このほか、「ベストLCC」は16年連続でエアアジアが受賞。「ベスト地域航空会社」には前年同様バンコク・エアウェイズが選ばれた。
総合ランキングトップ20は以下の通り。
- カタール航空
- シンガポール航空
- キャセイパシフィック航空
- エミレーツ航空
- ANA
- ターキッシュ・エアラインズ
- 大韓航空
- エールフランス
- JAL
- 海南航空
- スイス・インターナショナル・エアラインズ
- エバー航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- カンタス航空
- ルフトハンザ航空
- ヴァージン・アトランティック航空
- サウジアラビア航空
- スターラックス航空
- エア・カナダ
- イベリア航空
航空会社ランキングとなる「The World Airlines Awards」は、世界中の利用者の満足度調査をもとにスカイトラックスが1999年から実施しているもの。航空会社に対して登録料などを課さず、すべての調査費用はスカイトラックスが負担することで公平性と独立性を担保している。また、各賞のロゴなどの使用料も求めていない。
オンラインによる調査は2024年9月から2025年5月にかけて実施された。日本を含む100カ国以上の航空利用者が参加。ユーザー情報はスクリーニングされ、重複したエントリー、疑わしいエントリー、不適格なエントリーを除外するなど厳格なルールのもとで調査されている。最終的に、アワードには325社以上の航空会社名が記載されている。