【図解】旅行会社トップ5社の2016年8月(速報)、海外旅行でKNT-CTが3位に浮上、国内は楽天が13.8%増に ―観光庁

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観光庁が発表した主要旅行業者50社の旅行取扱状況速報によると、2016年8月の総取扱額合計は前年比0.3%減の6009億1100万円。そのうち海外旅行は1.8%増の2280億197万円、外国人旅行は7.2%増の148億2980万円、国内旅行は1.9%減の3580億7922万円だった。総取扱額合計は4カ月連続で前年割れとなっている。

海外旅行の取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。8月は上位5社(JTBグループ15社、H.I.S.グループ5社、KNT-CTグループ8社、阪急交通社グループ3社、日本旅行)のうち、阪急交通社が2ケタ減となり3位から4位にランクダウン。KNT-CTが9.0%増で3位に浮上した。

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外国人による訪日旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。上位5社(JTBグループ15社、日本旅行、H.I.S.グループ5社、KNT-CTグループ8社、楽天)のうち、楽天が3割増を記録したほか、JTBグループが18.6%増、日本旅行が11.7%増と2ケタ増に。一方で、HISとKNT-CTはいずれも17%減となっている。

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国内旅行の旅行会社別取扱額上位5社・直近12か月推移は以下のとおり。上位5社(JTBグループ15社、楽天、KNT-CTグループ8社、日本旅行、ANAセールス)のうち、JTBは5ヵ月ぶりに1100億円超え。13.8%増と引き続き好調な楽天も650億円台と大幅な伸びを示した。

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旅行商品ブランド全体の取り扱い状況

2016年8月の旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年比3.0%減の2123億7969万円、取扱人数合計は5.2%減の456万1720人だった。

そのうち、海外旅行は取扱額が前年比1.3%減の791億6538万円で前年割れだった一方、取扱人数は8.5%増の35万7019人でプラス遷移。外国人旅行は取扱額が12.5%減の4億8857万円、取扱人数が1.1%減の3万2778人。国内旅行の取扱額は4.0%減の1327億2574万円、取扱人数は6.3%減の417万1923人となっている。

方面別の全体傾向

旅行会社へのヒアリングによれば、2016年8月の海外旅行は東京オリンピック・パラリンピック関連のほか、北米・アジア方面が好調。外国人旅行は引き続き東アジアや東南アジアなどを中心に好調に推移したうえ、北米も好調に推移した。国内旅行は台風の影響などにより前年割れ。九州ではふっこう割の効果がみられ、回復傾向にあるとしている。

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