アマゾン、インドで旅行販売を拡大、国内バス路線の取扱いスタート

EC大手「アマゾン」がインドでの旅行ビジネスを拡大している。同社は2019年5月、インド国内線航空券の取扱いを開始したが、米旅行関連メディア「フォーカスワイヤ」によると、今度はインドのOTA「メイクマイトリップ(MakeMyTrip)」傘下のバス乗車券プラットフォーム「レッドバス(RedBus)」と提携、インド国内のバス5万ルートのオンライン販売をスタートした。

同サービスではアマゾンのアカウントを使い、Amazon Pay(アマゾンペイ)でバス乗車券の決済を行う。ユーザーは、レッドバスの評価レーティングや、リアルタイムでのトラッキングシステムにもアクセス可能。また、事前にバスの番号や問い合わせ先などの情報も分かる。

インド現地では、アマゾンがさらにホテル予約にも参入するべく、ブッキング・ドットコムと協議中であるほか、インド政府所有の鉄道予約サービス「IRCTC」との間でも、鉄道予約をめぐり提携を模索しているとの報道も出ている。

アマゾンの「バス・チケット」は、アマゾンペイ内にリンクがあり、これをクリックするとレッドバスのバス検索ページへ移る。運行時刻、バスのタイプ(冷房の有無など)、車内アメニティ(充電、Wi-Fi、毛布など)などのフィルターで検索ができる。

レッドバスは現在、インドの他、マレーシア、インドネシア、シンガポール、ペルー、コロンビアでも事業を展開している。今のところ、インド以外の地域でも、アマゾンが同社と提携するかについては明らかにしていない。

レッドバス

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