モルディブ政府、観光客受け入れ再開でネット会見、新型コロナPCR検査と医療バックアップ体制を整備

モルディブは2020年7月15日から、日本を含む世界各国からの旅行者受け入れを再開した。これに伴い同日、モルディブ政府観光局は世界のメディアを対象としたオンライン記者会見を実施。保健大臣と外務大臣が同国における新型コロナウイルスの感染状況、観光客の受け入れ体制について説明を行なった。

モルディブは1島に1つのリゾートを基本としており、アブドゥラ・シャヒド外務大臣(写真上)は現在の状況について「住民が暮らす198の島のうち、9つの島で感染者が出たが、6つの島は2ヶ月前に感染者ゼロとなった。リゾート島はすべて新型コロナウイルスの感染者ゼロで、コロナフリーを維持している。リゾート島と住民の暮らす島との間には行き来がなく、安心して滞在できる」と語った。

アブドゥラ・アミーン保健大臣は「首都マーレは、3月から2カ月間のロックダウンを行ったが現在は平常に戻っている。マーレ中心部は現在も感染者が出ているが、リゾート島に滞在する場合は国際空港から直接移動するので、感染リスクは非常に低い」として、観光客の安全を強調。そして、「観光客受け入れにとって、PCR検査は重要。モルディブは世界でもPCR検査数が多く、検査と診療を行う医療センターを南・北・中央の国内6地域に設置しており、これらはすべて観光客を受け入れる体制を整えている」と述べた。

アブドゥラ・アミーン保健大臣

旅行者受け入れ再開後、モルディブ入国の際には2週間の検疫隔離措置やPCR検査結果の証明書提出は不要。空港では検温などのスクリーニングを行う。アミーン保健大臣は「空港で感染の疑いがある観光客には空港でPCR検査を行い、陽性の場合は医療センターや指定の隔離施設に移送する。リゾート到着後に、観光客に感染が疑われる症状が出た場合は、最寄りの医療センターへ移送してPCR検査を行う。そのための連絡ルートや移送するための交通機関も確保している」と述べ、観光客の検査や隔離のフローが整備されていることを示唆した。

また、モルディブ出国時も、観光客が希望すればPCR検査を受けることが可能としている。

モルディブ政府観光局のサイーブ・モハメッド局長は「これらの対応をベースに、モルディブはsafe islandというコンセプトを前面に打ち出していく」と述べ、新たなキャッチフレーズ「Rediscover Maldives… the sunny side of life」を発表。このキャッチフレーズに基づいたマーケティングキャンペーンを今年度末まで展開するとしている。

モルディブ政府観光局のサイーブ・モハメッド局長

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