
日本旅行は、2025年度中間決算(2025年1月1日~6月30日)を取りまとめた。売上高は前年度同期比0.6%増の976億2400万円と微増となったものの、営業損益は7億7600万円の損失(前年同期3億4700万円の利益)、経常損益は4億700万円の損失(同8億3900万円の利益)、純損益は1億4200万円の損失(同7億900万円の利益)を計上した。
国内旅行部門では、ツアーブランド「赤い風船」で、JR西日本などJR各社との連携のもと、JRセットプランを中心としたウェブ専用商品を強化。また、大阪・関西万博関連商品を強化するなどした結果、売上高は同4.7%減の358億3000万円となった。
団体旅行では、会議や学術学会などの開催需要、教育事業での「GREEN JOURNEY for SCHOOL」の推進、大阪・関西万博への団体誘客などを進めた結果、売上高は同1.8%増の234億1400万円となった。
また、JR券や国内航空券などの単品商品の売上高は同13.5%減の21億700万円。国内旅行の売上高は同2.6%減の614億1400万円、売上総利益は同7.4%減の111億2800万円となった。
海外旅行部門では、団体旅行や企業出張の需要が回復。個人旅行も緩やかに回復するなか、売上高は同1.9%増の76億9100万円、売上総利益は同2.4%増の14億3500万円となった。
インバウンド部門は、個人・団体ともに需要が拡大。売上高は同9.8%増の127億8900万円、売上総利益は同11.3%増の28億300万円となった。
このほか、受託事業では、ワクチン接種関連事業が終了するなか、国や自治体が抱える課題の解決に向けたコンテンツを拡充し、総合的な提案の強化。売上高は同14.9%減の69億7000万円、売上総利益は同21.8%減の19億3900万円となった。