AIソリューション事業を展開するNextremer社は、東急および渋谷区観光協会と共同で、対話型AI「AIミナライ」を活用した観光案内の実証実験を開始する。渋谷の観光案内所「SHIBU HACHI BOX」と「WANDER COMPASS SHIBUYA」で、訪日外国人旅行者を対象に、案内業務の効率化と接客スキルの平準化を目的としたAIの運用性と有効性を検証する。
渋谷区では、訪日外国人旅行者の増加に伴い、観光案内所での多言語対応や、スタッフの採用・教育負担、接客スキルのばらつきなどが課題となっている。そのため、対話型AIを用いて定型的な案内を自動化し、スタッフがより付加価値の高い接客に集中できる環境の実現を目指す。
「AIミナライ」では、来訪者は掲出されたQRコードからAIチャットにアクセスし、駅や観光スポット、周辺施設へのアクセス方法などを、自然な対話形式で案内を受けることができる。対応言語は日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語の5言語。対話データは匿名化・統計化された形で分析され、案内の精度向上や運用改善に活用される。



